GIANT ESCAPE R3(2015)のケーブル交換 2/2

前回の続きで、このページでは ESCAPE R3 のシフトケーブルの交換と、サークルロックの取り付け作業を行います。
以下の 4、5 の作業になります。
3. シフトケーブル交換
■ フロントディレイラーのシフトケーブルを交換
先にフロントディレイラーのシフトケーブルを交換します。
フロントディレイラーからシフトケーブルを外した後で、赤い矢印の部分からケーブルを引き抜いて交換します。
まず赤い矢印の部分の固定ボルトを緩めてケーブルを取り外し、エンドキャップも外します。
ケーブルを下の画像のように引き抜いて緩めておきます。
次にシフターのネジを外して、カバーを開けます。
カバーを開けると、赤い矢印の部分にシフトケーブルのタイコがあるため、引きだします。
シフターからケーブルを引き抜き、フレームから外します。
以下、シフターから外したカバーとケーブルになります。
取り外したアウターケーブルに合わせて、新しいアウターケーブルをカットし、切断面を整えます。
インナーケーブルは取り外したケーブルより若干長めに切断し、ケーブルグリスを塗ります。
次にケーブルを取り外した手順と逆の手順で、ケーブルを取り付けます。
最初にシフターへ新しいインナーケーブルを取り付けます。
※この段階で、シフターのカバーを付けてしまっても構いません。
シフターから引き出したインナーケーブルをアウターケーブルに通し、フレームのケーブル受けを通します。さらにBB下のケーブルガイドを通し、フロントディレイラーの固定ボルトに仮止めします。
シフターでシフトアップ、シフトダウンし、ケーブルの張りを調節して固定ボルトを締め直します。
調整ができたら、インナーケーブルを適切な長さでカットし、エンドキャップを取り付けます。
最後にシフターのカバーを取り付けます。
以上で、フロントディレイラーのシフトケーブルの交換作業は終了です。
■ リアディレイラーのシフトケーブルを交換
続いてリアディレイラーのシフトケーブルを交換します。
リアディレイラーからシフトケーブルを外した後で、赤い矢印の部分からケーブルを引き抜いて交換します。
基本的には、フロントのシフトケーブルと同様の内容のため、説明は簡略化しています。
まず赤い矢印の部分のリアディレイラーの固定ボルトを緩めてケーブルを取り外し、エンドキャップも外します。
ケーブルを下の画像のように引き抜いて緩めておきます。

次にシフターのネジを外して、カバーを開けます。
カバーを開けると、赤矢印の部分にシフトケーブルのタイコがあるため、引き出します。
シフターからケーブルを引き抜き、フレームから外します。
画像はないのですが、取り外した古いアウターケーブルに合わせて、新しいアウターケーブルを2本カットしておきます。また、インナーケーブルも古いケーブルより若干長めにカットして、ケーブルグリスを塗っておきます。
※念のため、アウターケーブル内にシリコンスプレーを吹いておきました。
今回は、この時点でインナーケーブルはカットしませんでした。
[補足]黄色い矢印部分のシフターレバーにひびが入ってしまっており、今回、シフターも交換する予定で注文していたのですが、間に合わなかったため、練習もかねて純正のシフターのまま作業を行いました。シフター交換時の記事は、後日、投稿する予定です。
(2025/6/5 追記:記事投稿しました → GIANT ESCAPE R3(2015)のシフター交換)
次にケーブルを取り外した手順と逆の手順で、ケーブルを取り付けます。
以下、インナーケーブルをシフターとアウターケーブルに通した後の状態です。
※この段階で、シフターのカバーを付けてしまっても構いません。
さらにフレームのシフター受けにシフトケーブルを通し、リアディレイラーの固定ボルトでケーブルを仮止めします。
シフターでシフトアップ、シフトダウンし、ケーブルの張りを調節して固定ボルトを締め直します。
※今回、ディレイラーの細かい調整は、フロントディレイラーと併せて、後で行いました。
調整ができたら、インナーケーブルを適切な長さでカットし、エンドキャップを取り付けます。
※後日、シフターを変える予定だったため、ケーブルは長めに残しました。

最後にシフターのカバーを取り付けます。
以上で、リアディレイラーのシフトケーブルの交換作業は終了です。
この後、ディレイラーの調整を行い、ハンドルにマウント類を取り付けました。
5. サークルロック取り付け
最後にサークルロックを取り付けます。

このロックは、GIANT の ESCAPE R用のものでリヤのVブレーキマウントに取り付けるタイプになります。六角レンチとワッシャー2個が付属していました。
※今回、ワッシャーは使用しませんでした。
下の画像はサークルロックを取り付け前の状態です。
赤い矢印のボルトを外して、ここにサークルロックを取り付けます。
ブレーキのボルトを外した状態です。
ボルトが付けづらいため、サークルロックにボルトを付けておきます。
ボルトは、ブレーキについていたものを使用します。
ブレーキにサークルロックを取り付け、左右のボルトを六角レンチで締めて完了です。
サークルロック取り付け後、施錠、解錠できることを確認します。
六角レンチで外せてしまうため、簡易的なロックですが、短時間の駐車では使えるかと思います。
以上で、サークルロックの取り付け作業は終了です。
その他
上にも記載したのですが、シフターレバーにひびが入ってしまっており、後日、シフターも交換したため、今後、シフターの交換作業についても投稿する予定です。
(2025/6/5 追記)
記事投稿しました → GIANT ESCAPE R3(2015)のシフター交換
— おわり —
■ 記事リンク
■ 関連ページ
- GIANT ESCAPE R3(2015)のケーブル交換 1/2
- GIANT ESCAPE R3(2015)のケーブル交換 2/2(このページ)
- GIANT ESCAPE R3(2015)のシフター交換