Git のインストール手順 – Windows版 –

Git をインストールした際の手順を、メモとして残しておきます。
Windows 11 Pro に Git の 64ビット版をインストールした内容になります。

1. Git のダウンロード

最初に Git のサイトから、インストーラーをダウンロードします。
下記の赤枠の Downloads をクリックし、ダウンロードページを表示します。

■ Git
 https://git-scm.com

Git のサイト
Git のサイト

今回は Window 64 ビット版をインストールするため「Click here to download」をクリックして、最新版をダウンロードします。インストーラーは、任意の場所へ保存します。
今回の説明では Git-2.49.0-64-bit.exe をダウンロードしました。

Git のダウンロードページ
Git のダウンロードページ

2. Git のインストール

基本的には、初期設定のままインストールを行いますので、必要に応じて変更してください。
今回の説明では、一部の設定を変更しています。

それでは、インストーラー Git-2.49.0-64-bit.exe をダブルクリックして、インストールを開始します。
ライセンス内容を確認して「Next」ボタンをクリックします。

Git ライセンス確認
Git ライセンス確認

Git のインストール先フォルダを確認し、「Next」ボタンをクリックします。

Git のインストール先
Git のインストール先

インストールするコンポーネントを確認し、「Next」をクリックします。

Git コンポーネント
Git コンポーネント

スタートメニューのフォルダ名を確認し、「Next」をクリックします。

スタートメニューのフォルダ名
スタートメニューのフォルダ名

Git で使用するエディタを確認し、「Next」をクリックします。

Git で使用するエディタ
Git で使用するエディタ

リポジトリ作成時のブランチ名を確認し、「Next」をクリックします。

リポジトリ作成時のブランチ名
リポジトリ作成時のブランチ名

Git Bash 以外での Git コマンドを使用できるようにするか確認し、「Next」をクリックします。

Git Bash 以外での Git コマンドの使用可否
Git Bash 以外での Git コマンドの使用可否

使用する SSH.exe を確認し、「Next」をクリックします。

使用する SSH.exe
使用する SSH.exe

HTTPS で使用する SSL/TSL ライブラリを確認し、「Next」をクリックします。
今回は「Use the OpenSSL liblary」に変更しました。

HTTPS で使用する SSL/TSL ライブラリ
HTTPS で使用する SSL/TSL ライブラリ

チェックアウトとコミット時の改行コードの変換方法を確認し、「Next」をクリックします。
今回は「改行コードの変換なし」に変更しました。

チェックアウトとコミット時の改行コードの変換方法
チェックアウトとコミット時の改行コードの変換方法

Git Bash のエミュレーターを確認し、「Next」をクリックします。

Git Bash のエミュレーター
Git Bash のエミュレーター

git pull コマンドの挙動について確認し、「Next」をクリックします。

git pull コマンドの挙動
git pull コマンドの挙動

認証情報ヘルパーについて確認し、「Next」をクリックします。

認証情報ヘルパー
認証情報ヘルパー

オプション設定を確認し「Install」をクリックすると、Git のインストールが開始されます。

オプション設定
オプション設定

Git のインストールが完了したことを確認し、「Finish」をクリックします。

Git のインストール完了
Git のインストール完了

以上で、Git のインストールは終了です。


3. Git Bash の起動と Git のバージョン確認

Git がインストールされたことを確認するため、スタートメニューから Git Bash を起動します。

Git Bash の起動
Git Bash の起動

Git Bash が起動したら、以下のコマンドを実行し Git のバージョンを確認します。

$ git --version
Git Bash で Git のバージョン確認
Git Bash で Git のバージョン確認

Git のバージョンが出力されば、Git の動作確認は完了です。


4. Git の初期設定

引き続き、Git Bash で Git の初期設定を行います。
先に「ユーザー設定」を行い、その後「デフォルトブランチ名」の設定を行います。

■ ユーザー設定

先にユーザー設定の実行結果を載せておきます。

Git のユーザー設定
Git のユーザー設定

① ユーザー名を設定
以下のコマンドを実行し、ユーザー名を設定します。
<ユーザー名>の部分は、適宜、変更してください。

$ git config --global user.name <ユーザー名>

② メールアドレスを設定
次に以下のコマンドを実行し、メールアドレスを設定します。
<メールアドレス>の部分は、適宜、変更してください。

$ git config --global user.email <メールアドレス>

③ 設定内容を確認
最後に以下のコマンドを実行し、上の画像の黄色枠部分に①②の設定が反映されていることを確認します。

$ git config --list

以上で「Git のユーザー設定」は終了です。

■ デフォルトブランチ名の設定

先にデフォルトブランチ名の設定結果を載せておきます。

Git のデフォルトブランチ名の設定
Git のデフォルトブランチ名の設定

デフォルトブランチ名の設定は任意ですが、インストールのデフォルトブランチ名は「master」となっているため、以下のコマンドを実行して「main」に変更します。
<デフォルトブランチ名>の部分は、適宜、変更してください。

$ git config --global init.defaultBranch <デフォルトブランチ名>

コマンド「git config –list」を実行して設定を確認します。
上の画像の黄色枠部分に設定反映されていることを確認します。

以上で「Git のデフォルトブランチ名の設定」は終了です。


■ 参考書籍

いちばんやさしいGit&GitHubの教本 第3版 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門 – Amazon
いちばんやさしいGit&GitHubの教本 第3版 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門 – インプレスブックス

■ 更新履歴

[2025/06/15]新規投稿
[2025/07/26]「4. Git の初期設定」を追加