Hyper-V の仮想マシンの作成と OS のインストール

前回、Hyper-V の機能の有効化を行いましたが、ここでは、Hyper-V の仮想マシンの作成と OS のインストールを行います。
■ 設定手順
今回は、以下の手順で Hyper-V の仮想マシンを作成し、「Windows Server 2025 評価版」をインストールします。
前回の「Hyper-V の機能の有効化」については、以下の記事にまとめています。
・Hyper-V の有効化 -Windows 11 Pro編-(別ページ)
[使用 PC]
古い自作 PC になりますが、以下の構成で設定を行います。
ホスト OS:Windows 11 Pro
ゲスト OS:Windows Server 2025 評価版(今回インストール)
MB:ASUS ROG STRIX B365-F GAMING
UEFI BIOS(AMI)
CPU: Intel Core i7-8700 3.2GHz 6コア 12スレッド
MEM:32GB
SSD:512GB(仮想マシン環境用)
1. Hyper-V の仮想マシンの作成
今回は、Hyper-V に以下の構成で仮想マシンを作成します。
スペックについては、適宜、変更してください。
[仮想マシン]
OS:Windows Server 2025 評価版
CPU:4コア
MEM:8GB
仮想 HDD:100GB
仮想スイッチ:Default Switch
仮想 HDD は、物理ドライブが HDD だと OS の起動に時間がかかるため、SSD にした方が良いかと思います。
OS は Windows Server の ISO ファイルをダウンロードしてインストールしますが、他の OS でも構いません。
■ 仮想マシンの作成
それでは、仮想マシンの作成を行います。
仮想マシンの作成は「Hyper-V マネージャー」で行います。
ツリーのサーバーのポップアップメニューから「新規」→「仮想マシン」をクリックします。
「仮想マシンの新規作成ウィザード」が表示されるので、内容を確認し「次へ」をクリックします。
「名前と場所の指定」で仮想マシン名を入力します。
仮想マシン関連のファイルの保存場所を変更する場合は、「仮想マシンを別の場所に格納する」をチェックし、さらに場所(パス)を変更し、「次へ」をクリックします。
「世代の指定」は変更せず、「次へ」をクリックします。
「第1世代」の方は、仮想マシンで DVDの物理メディア等を読み込む場合に使用したりします。
「メモリの割り当て」で仮想マシンのメモリサイズを入力し、「次へ」をクリックします。
[補足]
「動的メモリ」のチェックをした場合は、使用した分のメモリ容量のファイルが仮想マシンのフォルダへ作成され、外した場合は、確保した分のメモリ容量のファイルが作成されます。
「ネットワーク構成」で接続先を「Default Switch」し、「次へ」をクリックします。
「仮想ハードディスクの接続」で、仮想ハードディスクの設定行います。
今回は、新規に作成しますので「仮想ハードディスクを作成する」をチェックし、下記の項目の値を変更します。
名前:仮想ハードディスクの VHDX ファイル名
場所:上の VHDX ファイルの保存先
サイズ:仮想ハードディスクのサイズ
今回作成する仮想ハードディスクは、容量が可変になります。
仮想ホストで、実際に使用された分だけ容量が確保されます。
「容量固定」にする場合は、別途、仮想ハードディスクを作成する必要があります。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。
「インストール オプション」は、後で OS をインストールしますので、変更せずに「次へ」をクリックします。
以上で仮想マシンを作成する準備ができましたので、「仮想マシンの新規作成ウィザードの完了」で設定内容を確認します。
「完了」をクリックすると、仮想マシンが作成されます。
仮想マシンが作成されると、「Hyper-V マネージャー」の仮想マシン一覧に、仮想マシンが表示されます。
次に「仮想プロセッサ数」を変更します。
仮想マシンのポップアップメニューで「設定」をクリックします。
「設定」ダイアログで「プロセッサ」の「仮想プロセッサ数」を変更し、「OK」をクリックします。
以上で「仮想マシンの作成」は終了です。
引き続き、OS のダウンロードとインストールを行います。
2. OS「Windows Server 2025 評価版」のダウンロード
仮想マシンにインストールする OS「Windows Server 2025 評価版」 をダウンロードします。
以下のページから ISO ファイルをダウンロードし、任意の場所に保存します。
今回は「26100.1742.240906-0331.ge_release_svc_refresh_SERVER_EVAL_x64FRE_ja-jp.iso」をダウンロードしました。
・Microsoft 評価センター Windows Server 2025
https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/download-windows-server-2025
3. 仮想マシンに OS「Windows Server 2025 評価版」をインストール
■ 仮想マシンにダウンロードした ISO ファイルをセット
仮想マシンのポップアップメニューで「設定」をクリックします。
「設定」ダイアログで、「SCSI コントローラー」の一覧から「DVD ドライブ」を選択し、「追加」をクリックします。
DVD ドライブが追加されるため、「イメージファイル」にダウンロードした ISO ファイルを指定し、「適用」ボタンをクリックします。
次に「ファームウェア」の設定を表示し、ブート順で「DVD ドライブ」を先頭(一番上)に移動し、「OK」をクリックします。
これで仮想マシン起動時に、OS のインストーラ(ISOファイル)から起動されるようになりました。
■ 仮想マシンの起動と OS のインストール
「Hyper-V マネージャー」の右側のパネルで「接続」をクリックし、仮想マシンへ接続します。
「仮想マシン接続」画面が表示されるため、「起動」をクリックます。
仮想マシンが起動し、OS のインストールが開始されます。
これ以降の作業は、通常の OS インストール手順となります。
Windows Server の場合は、以下のメッセージが表示されるため、適当なキーを押下し、DVD(ISO ファイル)から起動します。
インストーラーが起動すると、セットアップ画面が表示されます。
以下、通常の OS のインストールと変わらないため、説明は省略します。
ここまででインストールの設定ができたため、「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
しばらく時間がかかるため、待機します。
インストールの完了後、Administrator のパスワードを設定します。
パスワード入力後、「完了」をクリックするとインストールが完了します。
[不具合対応]
評価版の不具合があり、キーボードの設定を『日本語キーボード(106/109)』にしていても、英字キーボードでの入力になってしまうようです。
パスワードが正常に入力されない場合は、入力された文字を確認しておき、サインイン後に修正するようにしてください。
■ OS インストール後のサインイン
仮想マシンへの接続ダイアログで、「接続」をクリックして、Windows Server へ接続します。
サインイン画面で Administrator のパスワードを入力し、サインインします。
サインインできない場合は、先の[不具合対応]で確認しておいたパスワードを入力してください。
インストール時の設定で『日本語キーボード(106/109)』に設定した場合は、ここでは日本語キーボードの設定で入力できます。
サインイン後、「診断データの送信」について確認し、「同意」をクリックします。
Windows Server へサインイン後、サーバーマネージャーが表示されれば、セットアップ完了です。
サーバーマネージャーのダッシュボードで、サービスが起動していることを確認します。
以下、サーバーマネージャーのローカルサーバーのプロパティになります。
今回、仮想スイッチを「Default Switch」にしたため、ネットワークの設定は Hyper-V の DHCP から自動取得されており、何も設定しなくても外部ネットワークにアクセスできる状態になっています。
■ サーバーのシャットダウン
今回は、Windows Server の設定は行いませんので、サーバーをシャットダウンします。
Windows Server のスタートメニューの「電源ボタン」→「シャットダウン」をクリックします。
さらにシャットダウン理由で「その他(計画外)」選択し、「続行」をクリックしてシャットダウンします。
Hyper-V マネージャーに戻り、仮想マシンの状態が「オフ」になっていれば、シャットダウン完了です。
以上で「仮想マシンへの OS のインストール作業」は終了です。
— おわり —
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■ 更新履歴
[2025/06/29]新規投稿





































