Docker Desktop のインストール – Windows 編 –

このページでは「Docker Desktop」の64ビット版を Windows 11 Pro にインストールした際の内容をまとめています。 以下の手順でインストールを行います。
■ インストール手順
■ システム要件
Docker Desktop のシステム要件は、以下のようになります。
- Windows 11 64bit(Home Pro 21H2 以上、Enterprise Education 22H2 以上)
- 64bit SLAT(Second Level Address Translation)対応プロセッサ
- メモリ 4GB 以上
- BIOS/UEFI でハードウェア仮想化(Hardware Virtualization)の有効化
- WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)または Hyper-V と Containars の有効化
詳細は、下記の公式サイトを参照ください。
・Docker Docs – System requirements
https://docs.docker.com/desktop/setup/install/windows-install/#system-requirements
インストール手順は、下記の書籍を参考にさせていただきました。
1. WSL2 の有効化
Windows で Docker を使うには、「WSL2」または「Hyper-V と Containars」の有効化が必要なのですが、Docker 公式で奨励されている WSL2 を使用します。WSL2 の方がパフォーマンスが良いようです。
WSL2 の有効化は、コントロールパネルの「Windows の機能の有効化または無効化」から行います。
「Windows の機能」で「Linux 用 Windows サブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム(Virtual Machine Platform)」をチェックして、「OK」をクリックします。
私の PC では「Virtual Machine Platform」と表示されていましたが、日本語表記の場合は「仮想マシンプラットフォーム」と表示されるようです。
設定の変更を適用するため、PC を再起動します。再起動後、WSL2 が有効化されます。
2. Docker Desktop のダウンロード
次に Docker Desktop のサイトから、インストーラーをダウンロードします。
「Download Docker Desktop」をクリックし、さらにメニューの赤枠「Download for Windows – AMD64」をクリックして、インストーラー「Docker Desktop Installer.exe」を任意の場所に保存します。
■ Docker
https://www.docker.com/
3. Docker Desktop のインストール
インストールの準備ができましたので、2. でダウンロードしたインストーラー「Docker Desktop Installer.exe」を実行して、インストールを開始します。
インストーラーが起動すると以下の画面が表示されますので、項目をチェックして「OK」をクリックします。
※環境によって、表示されるチェック項目が変わることがあるようです。
項目の内容は以下のようになります。
・Use WSL 2 instead of Hyper-V(recommended)
Hyper-Vの代わりにWSL 2を使用する(推奨)
・Allow Windows Containers to be used with this installation
Windows コンテナの使用を許可する
・Add shortcut to desktop
デスクトップにショートカットを作成
今回は 2 つ目の項目もチェックしました。
初期設定では「Linux コンテナ」のみですが「Windows コンテナ」も使用する場合はチェックします。「Windows コンテナ」を使用しない場合はチェック不要です。
インストールが開始されますので、完了するまで待機します。
インストール完了後の設定を適用するため、「Close and log out」をクリックしてログアウトします。
再度、Windows にログインします。
デスクトップに作成されたアイコンか、スタートメニューから「Docker Desktop」を起動します。
Docker Desktop 起動後、以下の画面が表示されますので問題なければ、「Accept」をクリックします。
「Accept」をクリックすると、以下のような WSL のアップデート画面が表示されますので、任意のキーを押して、最新版のインストールを開始します。
WSL のアップデート終了後、任意のキーを押して画面を閉じます。
「Linux 用 Windows サブシステムにようこそ」の画面が表示されますが、今回は設定の変更は行いませんので閉じておきます。
WSL のアップデート後、Docker Desktop の画面でサインイン情報を設定します。
今回はアカウント未作成のため、右上の「Skip」ボタンでスキップしました。
サインイン設定後、Docker Desktop の画面が表示されれば、インストール終了です。
今回はインストールの説明のため、ここまでとなります。
以上で「Docker Desktop のインストール」は終了です。
■ 参考書籍
■ 関連記事
■ 更新履歴
[2025/07/30]新規投稿